SIerの新人SEは当然勉強しますが、ユーザー企業の情報システム部門でもSQLを書いてOracle Databaseのデータを抜く作業をすることはあると思います。
今回は初めてOracleを勉強する人向けに、私の経験から、「この情報源は有益だった」というものをまとめてみたいと思います。
ちなみに、私はプログラム開発の経験が長く、SQLは結構得意です。
ちなみに、Oracle(オラクルと読む)は企業の名称で、データベース製品の名前は「Oracle Database」です。データベースが一番有名なのでOracleと言えば「Oracle Database」ですが、他にも色んな製品があります。
なお、ログインの仕方などはネットで調べればすぐ出てくるのでここでは書きません。
勉強の参考になれば幸いです。
時間をかけて全体像を本格的に勉強したい時
結論:Oracle公式資格の勉強をすると良い
Oracle Databaseの全体像をきちんと知ろうとすると、結構時間がかかると思います。
例えば、Oracle Databaseの構造やSQLの書き方、ログインの仕方、付属ツール(SQL *Plusなど)の使い方、インストールの仕方、環境変数の設定など、データベースの管理までを含めると必須知識が沢山あります。
もちろん、ネットで都度調べてもよいです。ですが、Oracle公式資格なら必要な知識が漏れなくまとめられていますし、正確な知識を身に付けられるでしょう。
一番初級の資格が「ORACLE MASTER Bronze Oracle Database」です(Bronze、Silverが等級を表す)。
ただ、ネックになるのが価格です。SQLとDBAの2科目を合格しないといけないのですが、5万円ほどかかります。
ただ、この資格が取れるようになると、SQLを書くのには困らなくなります。Oracle Databaseの基本的構造は分かるようになるし、付属のツールの使い方も少しは分かるようになるので、理解の幅は相当広がるでしょう。
新入社員の時はSQLなんて全然知りませんでしたが、実はこれを勉強したことで大分替わりました。
リンク
SQLについて調べる
Oracle公式のドキュメントが一番詳しいですが、いかんせん、長文の上に読みにくい文章です(バージョンごとにドキュメントが分かれているのでご注意)。
有名どころですが、SHIFT the OracleさんのHPが分かりやすくて詳しいです。ネットでググれば高い割合で辿り着くかもしれません。
ちなみに、データベース製品によってSQLの書き方は若干異なる場合があります。MIcrosoftのSQL Serverやオープンで開発されているDBMSとOracleのSQLは違うことがあるので、ネットで調べる際は注意をして下さい。
また、ちなみに、ANSI SQLという標準的なSQLの文法があり、Oracleは9iからサポートされています。この記法で書くのもアリですね(これに関しては日本語の良いドキュメントが見つかりませんが)。
以上です。