環境
Windows 8.1 Pro 64bit
事前に必要なもの
- Visual Studio 2017 (但し、本記事では2019を使用)
- Git for Windows
上記2点は必ず事前にインストールする。
ダウンロード
Python.orgから、ソースをダウンロードし、適当な場所に解凍する。
本記事では、Gzipped source tarballを使用。
コンパイル
依存関係のを追加
解凍したフォルダをカレントディレクトリにし、以下のコマンドを実行。
PCbuild\get_externals.bat

IDEでビルドする
Visual Studioで、PCbuild/pcbuild.sln
を開く。

「C++によるデスクトップ開発」がインストールしていない場合、以下のような画面が出るので、インストールする。インストール後、OSの再起動をする。

Release、x64にする。

「ビルド」→「ソリューションのビルド」を実行。
完了すると、左下に「ビルド正常終了」と出ます。警告がいくつか出ますが、無視して大丈夫だと思われます。

PCbuild
の下にamd64
フォルダができるので、その下にコンパイルされたファイル一式があります。これで、終わり。
実行してみる
amd64
フォルダに移動し、以下のように実行してみます。
.\python
適当なコードを書いてみます。glob
をインポートし、exeファイル一覧を出力しているだけのコードです(↓)。
import glob
for f in glob.glob('.\*.exe'):
print(f)

問題なさそうですね。
pipをインストール
最低限、pipはインストール必須でしょう。
手順は、こちらの本家サイトに解説がありますが、要は、予め用意されているPythonスクリプを実行するだけです。
このget-pip.pyを、どこでもいいので、適当な場所に保存し、↓のコマンドで実行してやります。
python .\get-pip.py
Successfully installed
と出たら、インストールできたはずです。
以上。
参考サイト
-
Python Developer’s Guide
「1.3.2. Windows」の項を参照。 -
Build CPython on Windows
Victor Stinner氏による手順の解説